参考までに住宅（マンション）の選び方のポイントを幾つか列記しますのでお役立てください

より良い住まいを手にいれる為には入居者側にも知恵と労力が要求されます。既に住居数は供給過剰の状態に陥っています

今は需要側の優位にありますので、それなりの見識を持って探せば要望に合った物件を見つけることが十分可能です

そのためには、物件をよく吟味して粗悪な住居を購入しないことが大切です。

Ⅰ.　物件を見て直ぐ決めないこと

いくら交通の便が良いと思われる物件でも周りの環境が良いとは限りません

物件の良し悪しは何度か足を運んでいるうちに分かってきます

出来れば1週間くらい朝、昼、夜と周りの様子を見極めることも必要です。

Ⅱ.　南向きの物件を選ぶこと

日本の風土から考えて夏の通風も必要ですが、快適に住まうことは冬の日照時間の確保も大切な条件の一つです

空調設備に頼らないで日々快適に過ごすためにも、建物は南向きで通風日照が確保できる敷地、建物を選ぶことです。

Ⅲ.　マンションの最上階、角部屋は避けること

眺望を優先するあまり、最上階とか角部屋を選びがちですが、住環境は良くありません。

最上階、角部屋は人気が高いのでマンションの価格設定は高く設定しますが、外部からの音、雨風に何時もさらされます

購入当初はそれほど意識しないと思いますが、長く快適に住むためには最上階、角部屋は避けたほうが無難です。

Ⅳ.　間口が小さく奥に細長い間取りは避けること

間口が狭く奥行きの長い敷地は行燈部屋のある住宅になります。又、マンションでも価格を抑えるために奥行きの長い

プランがありますが、当然採光通風が良くありません

出来るだけ間口の広い物件を選ぶことです。

Ⅴ.　専用面積が同じならば部屋数の少ない物件を選ぶことです

住宅の広さを表す方法として3LDK等の表示方法が一般的に使われていますが、専有面積が同じならば部屋数の少ない方が

生活環境の変化に合わせやすく家具の配置にも自由度が増します

3LDK等の表示に惑わらせることがないように専有面積をチェックしましょう。

Ⅵ.　収納の多い物件を選ぶこと

物件によっては収納スペースを削って部屋数を増やし販売価格を高く設定している物件がありますが

日々の生活の経過と共に品物は増えていきます

出来るだけ収納の多い物件を選ぶことです。

Ⅶ.　マンションの壁厚、床厚に注意

マンションで一番問題になるのが隣家との音です

上下階、隣戸との床厚壁厚は25cm以上必要です

出来れば床、天井の構造は2重構造の物件を選ぶことです。

Ⅷ.　電気、給排水・ガス、換気扇等の設備が点検修理可能な構造になっていること

設備の寿命は15年くらいです、いずれ補修改修工事が必要になります

設備の補修点検が出来ない構造は補修工事が発生した時は多額の費用がかかります

購入の際は設備の補修点検が容易に行える物件を選ぶことです。

最後に、上記の項目以外にセキュリティ、駐車場、自治会等の検討も必要です

永く快適に日々過ごすためにも目に見えない部分にも十分注意して物件を吟味する必要があります

購入後に後悔しないよう慎重にされることです。